国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)との共催で、「千葉大学 新技術説明会」が2月18日にオンライン開催されます。
新技術説明会は、大学、高等専門学校、国立研究開発法人等の公的研究機関から生まれた研究成果(特許)の実用化(技術移転)を目的に、新技術や産学連携に関心のある企業関係者に向けて、研究者自らが直接プレゼンする特許の説明会です。
ぜひご参加ください!
https://shingi.jst.go.jp/kobetsu/chiba-u/2020_chiba-u/tech_property.html
2021年2月18日(木) 13:30~15:55
Zoomビデオウェビナーによるオンライン開催
https://zoom.us/webinar/register/WN_SyZTyLD0R-C0fcIKILYbDQ
(定員に達した場合、参加申し込みを終了します。)
(1)13:30~13:55 「AIとIoTで生体・プラント視える化技術」
千葉大学 大学院工学研究院 機械工学コース 教授 武居 昌宏
生体やプラントの断面の導電率分布を、高速で可視化する電気インピーダンス・トモグラフィー装置を開発した。このコア技術は、センサ、手のひらサイズの小型計測部、機械学習(AI)、および、クラウド・コンピューティングからなり、生体の脂肪と筋肉や、食肉の脂肪、筋肉、骨、さらに、プラント内の気泡流・スラリーの可視化が可能となった。
(2)14:00~14:25 「高効率低騒音ロータ」
千葉大学 大学院工学研究院 機械工学コース 教授 劉 浩
小型無人航空機(ドローン)マルチコプターが障害物と衝突する時における衝撃を緩和できるとともに、回動するハブとブレードとがリンク機構により連結されて飛行安定性を維持することができるロータを提供する。
(3)14:30~14:55 「データマッチングによる3次元時系列解析」
千葉大学 大学院園芸学研究科 ランドスケープ学コース 准教授 加藤 顕
レーザーによる3次元データは自動運転技術に採用され、欠かせない技術である。環境分野では、バイオマスの非破壊計測に使われている。本発明者は、植物を最も正確に計測できる手法を確立した。本新技術により「3次元データによる時系列解析」を可能とし、災害の被害度を正確に把握できるようにした。
(4)15:00~15:25 「機能性複合樹脂製品の再資源化処理技術の開発」
千葉大学 大学院工学研究院 都市環境システムコース 准教授 和嶋 隆昌
本技術は、アルカリ塩共存下における炭素繊維と周りを固めるエポキシ樹脂の分解反応機構の差を利用し、樹脂のみを分解し炭素繊維にダメージを与えずに比較的低温で回収する。品質・コスト・安定性の点で既存競合技術の課題を解決でき、省エネルギーかつ低コストで大量の処理が可能となる新規処理プロセスとして期待できる。
(5)15:30~15:55 「ラインセンサを用いた高速イメージング技術」
千葉大学 大学院工学研究院 電気電子工学コース 教授 下馬場 朋禄
本発明は、ラインセンサと呼ばれるフォトダイオードを一次元に並べた素子を用いて、機械的走査をせずに高速2次元/3次元イメージングを可能にする。